センシングシステムの開発

人の行動を3次元に測る
行動センサーシステム 「TAS1」

TAS1

■内蔵コンピュータ
・CoreTM i7 CPUにより画像を処理
・16GB1 Ram,NVMe SSD 2TBに保存

■4Kカメラ採用
・4k(4096×2304)10フレーム 
・毎秒、ステレオで行動を録画

■センサフレーム
・カメラ間隔 200mm によりステレオ視覚の奥行き解像度50mm以内を実現
・首振り機構により、視角を左右45度以上、上下90度以上の範囲で調節可能

■システム筐体
・美しいが目立たぬ姿で、居室・教室の壁に設置しても違和感なし
・内蔵コンピュータを単独で取り出せ、システムのメインテナンスが容易
・強力な放熱機構により、幅広い温度環境で動作可能

本研究ではこれまでに、教育現場で日々行われている振り返りには子どもたちの特性を考慮することが重要であると考え、これを推定するための特性リフレクション支援システム「センシングシステム」の提案・開発に成功しました。このシステムにより、授業中の子どもたちの行動を録画して顔認識技術により顔の検出とその向き情報を取得し、3次元的な情報として取り出すことが可能となりました。
その後、各子どもの行動を分析することで個人の参加状態が推定できること、および検出されたすべての子どもの行動分析をすることで、教師の意図した見るべき場所の推定を示唆する結果を示しました。

これらを合わせることで個人の特性が推定可能となること、および複数人の子どもの分析結果を比較することで個々人の授業への参加時の特性が取得できることを示し、教育現場へフィードバックするための方法について検討しています。